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講演とイベント

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対面での講演会やイベントを開催することが難しくなりましたが、このプロジェクトでは稀覯本のデジタル化以外の試みへと活動を広げることになりました。2020年より引き続き2021年も、 Speaking of Shakespeareと題してオンライン上で連続の対話をおこない、公開していきます。(映像のCCをクリックすることで英語字幕を表示することができます。

2022 年 6 月におこなった、ハーバード大学のStephen Greenblattに彼の著書The Rise and Fall of Adam and Eveと私たちの使命である宗教的なテーマについての対話:
トークの全編はこちらから: Speaking of Shakespeare

ノースカロライナ州立大学のJohn Wallと初期近世ロンドンのセント ポール大聖堂をデジタルで再現したVirtual St Paul's Cathedral Projectについての対話:
 
エピソードの全編はこちらから: Speaking of Shakespeare

2022年10月におこなった、オハイオ州立大学のChristopher Highley。こちらは、初期近代ロンドンの地図をデジタル化されたものについての短いクリップ:

エピソードの全編はこちらから: Speaking of Shakespeare

2022年3月におこなった、フォルジャー・シェイクスピア図書館のPeggy O'Brien 氏との対話
2021年7月におこなった、バーミンガム大学シェイクスピア研究所のTiffany Stern 氏との対話
2021年4月におこなった、フォルジャー・シェイクスピア図書館の協力により進められているプロジェクト Lost Plays Databaseの編者の1人、David McInnis 氏との対話
2021年5月におこなった、Digital Renaissance Editionsなど多くのプロジェクトに関わっているBrett Greatley-Hirsch 氏との対話

以下は2020年10月から2021年2月のおこなった、4名のデジタル人文学、初期近代イギリス文学研究者との対話(英語)の様子です。今後さらに対話を実施、公開する予定です。現在字幕をつける作業も進めています。

2020年10月、AGUデジタルアクセスプロジェクトを指揮しているThomas Dabbs教授が、フォルジャー・シェイクスピア図書館のデジタルアクセスチームを統括しているEric Johnson氏とのビデオインタビューをおこないました。Johnson氏には本プロジェクトにおける青山学院とフォルジャー・シェイクスピア図書館の関係について語ってもらいました。フォルジャー・シェイクスピア図書館についての情報や、Johnson氏の興味深い経歴についても聞くことができます。

2021年1月、イギリス国立公文書館の研究所長 Pip Wilcox 氏と対話をおこないました。Thomas Dabbs 教授との対話では、公文書館の資料、新たなデジタル化構想、公文書館所蔵のシェイクスピアの文献について語られています。Wilcox氏は、オックスフォード大学ボドリアン図書館での勤務経歴もあり、Eric Johnson氏やフォルジャー・シェイクスピア図書館のデジタル化チームと協働し、オックスフォードで開催された 2019 Digitizing the Stage を運営しました。

2021年2月、シェイクスピア研究と教育者として知られる東洋大学の五十嵐博久教授を迎えてとの対話。五十嵐教授は、Peter Blayneyによるシェイクスピアのファースト・フォリオについての著作の翻訳を終えたところです。Blayneyはフォルジャー図書館でファースト・フォリオの研究を進めました。

同じく2021年2月、駒沢女子大学の松山響子准教授を迎え、シェイクスピアが日本の大衆文化に与えた影響、特にアニメやマンガを中心に語ってもらいました。

過去のイベント
20191019日、AGUデジタルアーカイブプロジェクトは、青山学院大学の教職員、在校生、卒業生に向けてオープニングイベントを開催しました。また、イベントに先立ち、青山学院資料センター(間島記念館2階)にて、これまでデジタル化をしてきた稀覯本である Biblia Latina と Biblia Sacra 原本の展示もおこないました。 (more...)

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目的: Global Digital Access

  本プロジェクトは、東京の 青山学院大学 が所蔵する貴重書へのオンライン アクセスを促進することを目指しております。図書館システム内の貴重な聖書やその他の宗教版のデジタル化に重点を置いています。ワシントンにあるフォルジャー・シェイクスピア図書館( Folger Shakespeare Library )と提携し、 Aoyama Vision Initiative の支援を受けて2018年に開始され、現在も青山学院大学による組織的支援を受けて継続しています。新型コロナウイルスの感染拡大により、一時は活動が停滞していましたが、現在、 青山学院大学情報メディアセンター と同大学の 人文科学研究所 からの寛大な支援により、活動を再開しています。 Biblia Latina  (1478) 青山学院アーカイブ は 大学図書館システム と提携し、歴史的に重要な資料を数多く所蔵してい ます。この資料にはラテン語や日本語、英語、その他の言語で書かれた宗教書の貴重な印刷版が含まれます。青山学院大学図書館に所蔵されている貴重書は、日本にあるキリスト教の貴重作品群の中でも特に状態の良いものとなっています。また、図書館科学、宗教、 (シェイクスピアに焦点を当てた) 近世研究 におけるデジタル開発に関連する講演者を主催し、対面またはオンラインでイベントを開催します。 このように、 プロジェクトチーム によって良い保存状態を保つ努力がなされ、私たちが所蔵する貴重書が1ページずつ、詳細な注釈がつけられながら、デジタル化・カタログ化されています。青山学院資料センターの職員の皆さまには本プロジェクトを支援いただき、厚くお礼申し上げます。あわせて、私たちは青山学院宗教センターとも緊密に活動しており、宗教礼拝に対して差別なく、宗派を超えたアプローチをするうえで宗教センターに支援を受けています。 グローバルデジタルアクセス 日本の歴史における新たな時代の幕開けにあり、デジタル時代の成長を続ける中で、オンラインでも閲覧可能な選定版を作成することによって、特別な作品群に誰でもアクセスが可能な環境を作りたいと私たちは願っております。この目標の達成のため、青山学院大学はこのほどフォルジャー・シェイクスピア図書館( Folger Shakespeare Library )と提携を結びました。フォルジャー・シ

次のステップ

16世紀の書物のデジタル化も進行しており、多くのイラストを含む小さい新約聖書などもあります。 Novum Testamentum (1539) それらの中で1番最初の版は Novum Testamentum と呼ばれるもので、パリでFranciscus Gryphiusによって1539年に印刷されました。新約聖書のテーマや内容を表した多くのイラストが含まれています。 Testamenti Novi (1564) 2番目の小さな書物はTestamenti Noviであり、時期にデジタル化する予定です。こちらはシェイクスピアが生まれた年である1564年に、LyonでSebastian Gryphiusによって印刷されました。こちらも新約聖書に基づいた多くのイラストが掲載されています。 その両者とも、載っているイラストはとても細かく描写されており、肉眼で見ることは困難です。それらをスキャンし高精度な画像にデジタル化することで、読者はイラストをよく見ることができ、16世紀当時の印刷物の美しさを知ることができるでしょう。